なぜか拓斗はジ~ッとあたしのことを見てきたかと思うと、
「お前には言ってもわからないと思う」
と言われてしまった。
もう、何なのよ!
失礼しちゃう!
「それより、俺たちここまで来て一体何をすればいいんだ?」
その疑問は拓斗だけじゃないよ。
あたしもそう思うもん。
言い出しっぺの真澄は写メを撮るのに夢中だし。
ここに来た意味がない気がする。
ハァともう一度溜息を吐きそうになった時、「茅乃ちゃん?」とあたしの名前を呼ぶ声にあたしは顔を上げた。
すると、そこには―――…
「コ、コウさん!?」
それは、昨日、テーマパークで手を繋いでいたコウさんだった。
「どうしたの?
こんなところで」
「え? えっと………」
どうしたの?と言われても………。
正直に答えるわけにいかないし、あたしは笑って誤魔化す。
すると、横から腕を突かれたと思ったら、「誰?」と拓斗に聞かれた。


