「諦めろって茅乃」
「拓斗………」
「今更、目立たなくなるなんてできないんだから」
「それはわかってるけど………」
こう行く人々にジロジロと見られていると、目立っているということを嫌でも痛感させられる。
だけど―――、だけどさ。
「当初の目的を忘れてない?
あたしたちって、何をしにこの学校まで来たわけ?」
目の前で写メを撮り続けている真澄を見ると、そう思わずにはいられない。
「圭史の情報収集だろ?」
「そう!
なのに、あれは何!?
ただでさえ目立つっていうのに、もう、真澄ったら!
普通、情報収集って隠密行動の一種じゃない?」
「さ、さあ?
それは知らないけど………。
目立っているのは別に氷川だけのせいじゃないと思うけど?」
「え? 他に何かあるわけ?」


