「そ、そうなんだ………。
圭史の幼なじみで家庭教師の生徒さん………」
明らかにホッとした表情を見せられ、あたしもホッとした。
目の前に立つ、圭くんだけはかなりお怒りの表情であたしのことを見てたけど………。
あえて、それは気にしないことにした。
「そっか………。
じゃあ、この前圭史が話していた新しくバイトを増やすっていうバイトはあなたの家庭教師だったのね……」
一つの謎が解けたという感じの美女さん。
さっき睨まれた時はきつい感じがしたけど、こうやって優しく微笑まれると、優しそうな印象を受ける。
全く、圭くんもこの人のどこがダメなんだろう。
すごく想われているみたいだし、このまま付き合っちゃえばいいのに。
そんなことを考えていたら、なぜかあたしの肩に圭くんの腕が乗っかった。
「なによ、これは…」
すぐさま反論するけど、圭くんは無視。
それに、先ほどはにこやかな笑みを浮かべていた美女さんも、さすがにこの体勢には何かを感じるものがあるみたい。
「悪いな、静香。
今日は俺はこいつとデートだから」
「はぁ!?」
もちろん、その声をあげたのはあたし。


