呆気にとられたけど、別に妙なことを想像したりは………。
あたしは必死に手を使って否定する。
だけど、圭くんは全く納得してないみたいで、じ~っとあたしのことを見たまま。
そんなあたしたちの状態に、圭くんに抱きついた美女が気づかないはずはなく………。
「ねぇ、圭史。
彼女、誰?
圭史とどういう関係?」
美女は優雅な動きで自然に圭くんの腕に自分の腕を絡める。
そんな美女には目もくれず、圭くんはじ~っとあたしのことを見たまま。
なんとなく、嫌な予感が………。
この美女のあからさまな態度からは、初対面のあたしでも、彼女が圭くんのことを好きなのだということはわかる。
そして、この反応からして、圭くんにはその気はないのだということも………。
お願いだから圭くん。
変なことは言わないでよ!
即答で言える関係のあたしたち。
妙な関係ではない健全な関係。
それを、即答で言わないということは何か企んでるのか?


