じと~…と見ていると、
「なんだよ!」
と圭くんはあたしを睨んでくる。
あたしはすぐさま視線を逸らす。
すると、びっくりするぐらいの綺麗な美女がこっちに手を振りながら颯爽と歩いてくる。
ん?
もしかして、あの人も?
「圭史~!」
え!?
圭くんご指名ですか?
「圭くん、呼ばれてるよ」
一応、忠告してやったものの、圭くんは一瞬呆気に取られた顔をしたかと思うと、誠さんの胸倉を思いっきり掴んでいた。
「おいっ、誠!
どういうことだ?
なんで、静香がここに来てんだよ!」
「うわっ、待て、圭史!
落ち着けって!」
「これが落ち着いてられるかって!
事情を説明しろっ、説明を!
納得のいく説明をなっ!」


