「圭くんこそ、お友達とお話は終わったの?」
「え? あ、ああ。
あいつはもう一人の友達を迎えに行ってくるらしい」
「もう一人?」
「ああ。
今、駐車場に来てるんだけど、一人では困るから来いって呼び出しがかかってた」
一人では困る?
別にパークの中に入っていてわかりづらいという場所でもないここがわからないのかな?
まさか、方向音痴とか?
ご愁傷様………。
「あ、そうだ、茅乃。
もう一度言っておくけど、お前は絶対に俺の隣から離れるなよ」
「な、なんでよ」
「なんでって、お前は今日は俺と出かけることになってたんだぞ!
そのことを忘れるな!」
ここまで来て、まだそんなことを言ってるの?
意外と圭くんって細かいのね。
どうしてそこまでこだわるのかわからない。
大体、今日出かけるっていう計画は、圭くんが勝手に決めたことじゃない。
あたしは全然頼んでない!


