にこにこと笑みを浮かべているけど、なんかよくわからない人。
どうも、圭くんの友達とは思えないほどぽわ~んとした空気を持った人だな~…。
あまりにも目の前でにこにことされているので、あたしも曖昧な笑みを浮かべて返す。
「茅乃?
お前ら、一体何を話してたんだ?」
いつの間にやらお話は終わってたのか、圭くんがあたしたちの元へとやってきた。
あたしはコウって人を見るけど、全然こたえる気のなさそうな彼に代わりあたしが答える。
「ただの自己紹介だけだけど?」
「自己紹介~?」
ジ~ッと見てくる圭くん。
な、なんなのさ!
その疑いの眼差しは!?
何を疑ってるのか知らないけど、こんなことで嘘を吐く必要性なんて全然ないと思うんだけど!
「コウが自分から自己紹介ね~…」
圭くんの視線はあたしではなく、あたしの目の前でにこにこしているコウくんに向けられる。
あたしに対して疑っていたわけじゃなかったのね。
でも、どうして?
自己紹介ぐらい普通するでしょ。
あたしたちは初対面なんだからね!


