「うっせぇな~。
たかが、手を繋いだだけだろうが。
それをごちゃごちゃ文句言いやがって。
やっぱりそういうところがお前は子供(ガキ)だって言うんだよ」
「んなっ!」
子供(ガキ)ですって!?
「わかったわよ。
そこまで言うのなら、ちゃんと手を繋いであげてればいいんでしょ!
だから、さっきの子供(ガキ)っていう言葉、撤回してよね!」
「はいはい」
どうでも言いように答える圭くんにムッとする。
「わかってんの!?」
「うるさいな~…って、
あ……」
「ん?」
驚いた顔を見せる圭くんを見て、あたしは圭くんの視線を追う。
「あそこだな」
入り口のゲートの前に立てられているオブジェのほうへと視線を向ける圭くん。
だけど、そこにはたくさんの人が待ち合わせをしているらしく、そこの誰のことを見ているのかはわからない。


