子供+大人=恋?の方程式












     *











 人気のあるテーマパークだとは聞いていた。聞いていたよ。


 だけど―――…


「な、なんじゃ、こりゃ~!」





 あたしはあまりの人の多さに、そんな声を上げていた。


「色気のねぇ言葉を叫んでんじゃねぇよ」


「いてっ」





 ポカンと後頭部を叩かれたあたしは、ムッと圭くんのことを睨む。


「こんなに人が多いんだ。

ボケッとしてると、はぐれるぞ」





 おっ、そうか!


 その手があったか。


 人が多いっていうのも、使えるものだな。


 悪巧みを企んでいると、あたしはいきなり自分の手に感じるぬくもりに違和感を感じた。





 ん?


 なんだ?


 これは?





 あたしは自分の手に感じる違和感から手を思いっきり振る。


 だけど、離れて欲しいその物体は余計に力を込めてくる。


「何やってんだよ」





 眉間に皴を寄せて、あたしに向かって言ってくる圭くん。


 だけどね、聞きたいのはあたしのほうだっての!


「それはこっちのセリフ! 

これは、何!?」