あたしは慌てて靴を履く。 「それじゃ、ママ。 行ってきます!」 ここは、今すぐ退散したほうがいい。 そう踏んで飛び出したあたし。 「それじゃ、茅乃のことをお借りします」 「うふふ。 お土産話、楽しみにしてるわね」 後ろで、二人がそんな会話をしてたけど、お土産話って一体何!? この様子からして、ママはあたしがさっき否定したことは、思いっきりスルーしたのね。 帰ってきた時に、怒涛のごとく追求されるのは確実。 そのことを考えると、あたしは溜息を吐かずにはおれなかった。