彼に言われた通りだった。



「望月唯さん、遅刻。」




やってしまった……




(なんか失敗したな)






「ねぇー、よかったら友達になろうよ。あたし石澤亜美っていうんだ。」





声をかけてきたのは隣の子だった。


化粧バッチリ!
気圧十分な雰囲気の、
私とは釣り合わなさそうな女の子だった。



「あ、あたし望月唯!よろしくね。」