挨拶が終わると緊張の糸が一気に切れた。 「おチビちゃん!」 その声は! というか、その呼び方は! アイツしかいない。 ……やっぱり 「大森先輩。」 「マネやるんだ。俺バスケ部だからよろしくな。」 「はい、よろしくお願いします。」 "おチビちゃん" 何回聞いてもやっぱり悔しかった。