「あれ!?また会ったね」
なっつだった
「何?なっつ、鈴香と知り合い?」
「うん、絆創膏の仲」
「はっ?」

私も、はっ?だよ、光
なんでここにいるの!?
「なっつとは高校からの友達なんだよ、なっ!なっつ!」
「そうそう。かれこれ3年目」
そうだったんだ
知らなかった…
こんな身近に接点がいたなんて…

…それにしても
「なんでここにいるの?」
「だって俺このサークルに入ってるもん」
嘘!?
一緒のサークル!?
ラッキーじゃん!
運命じゃん!

「なっつ!こっちが村瀬鈴香。んで、こっちが三浦茉莉!2人とも国際学部の英文科1年」
「人文学部国文科1年、浜本夏野。よろしく!」
「じゃあ俺らこれから飲み会だから。なっつ、そろそろ行こ!」
未成年じゃ…って突っ込みは置いといて
「あぁ、じゃあ」
あぁ、もう行っちゃうんだ…
せっかく会えたんだし、もう少し話したかったな…
「いってらっしゃい!」
別れを惜しみながら言うと、光はおーっと手を振り、なっつは絆創膏の時と同じように手を挙げた

今日は良い事がたくさんありすぎた…
その日は嬉しさとどきどきで、なかなか眠りに就くことが出来なかった