頭の中で色々と考えながら、そっとまだ眠い目を開けると、


目の前には私のことをじっと見ている美春ちゃんがいた。



「うわぁっ」

急なことにびっくりして思わず声をあげてしまうと、美春ちゃんは待ってましたというように、あの悪魔の笑顔を私に向けた。

「あーぁ、起きちゃったぁ。紗月ちゃんの寝顔、超可愛かったのにっ。あ、これからは毎日見れるからいっかぁ」


もしかして、ずっと寝顔見られてたのかな…。そう考えるとなんだか恥ずかしくなった。すると、また顔が赤くなったらしく、

「あ、紗月ちゃんまた顔赤いーっ、照れちゃったぁ?」

なんて私の顔をのぞきながら悪魔の笑顔で言う。




やっぱり、美春ちゃんはいじわるだ!と強く心の中で思ったのでした。