<紗月Side> ピピピピピピピッ 部屋中に目覚まし時計の音が大きく鳴り響く。 …夢を見ていた。 お父様が帰ってきて、みんなで喜んで、またあの家でみんなで暮らす夢。それが夢じゃなくて、現実ならどれだけ嬉しいか…。 …昨日のことも夢だったらどれだけ嬉しいことか。 なんで私が不良の人の専用のメイドにならなければいけないんだろう…。 だって、絶対怖いよ。どうしょう、もし怒らせちゃったら、今度は殴られるかも知れない。絶対痛いよ、あの人に殴られたら。