宇堂さんの後をついていくと、何も置かれていない綺麗なデスクの前にやって来た。 「今日から和丘さんが使うデスク。自分が仕事しやすいように自由に使ってもらって構わないから。俺は、しばらく和丘さんの隣のデスクを使うから、分からないことがあったら、遠慮なく聞いてくれていいからな。」 「はい…。」 私はカバンをデスクの下に置いて、とりあえず座ってみた。 ここが私のデスクかぁ…。 ここでこれから仕事をするんだよね…。