「こちらこそ、宜しくお願いします…。」 なんか見た感じ、柊平と同じくらいの歳の人…っぽいなぁ…。 「それじゃあ、宇堂君。和丘さんを頼むよ。」 「はい。分かりました。」 宇堂さんは課長さんに礼をした後、私を見ると周りに聞こえないくらいの声で、 「さっき、ちゃんと俺の言葉を信じたみたいじゃん。」 そう囁いた。