「そうそう、私は夏井っていうの。これから同じ課の仲間として、よろしくね!」 夏井さんは私の手をギュッと握った。 「あ、向こうに休憩室があるから、まずは制服に着替えて来た方がいいわね!終わったら、またここに戻って来てね。」 夏井さんが指差す方に歩き、休憩室に入った私は制服に袖を通す。 学生時代の制服とは、また違って何だか身が引き締まるなぁ…。 黒地にグレーの細いストライプが入った新しい制服をこうして着るのは、今日が2回目。