えっ! なっ何!? びっくりした私は後ろを向くと、そこには路肩に停まっている白いスポーツカー。 今のクラクションって…あの車? ジーッと車を見ていると、助手席側のウィンドウがゆっくりと開いた。 「多分、アンタが行こうとしてる場所って、この一つ向こうの角を曲がるんだと思うよ。」 運転席から乗り出すようにして、私に向かって声を発するのは黒いサングラスをかけた男性。 ……怪しいなぁ…。