「……なあ、幸歩?」 しばらく寄り添いあって海を眺めていると、柊平がギュッと私の肩に軽く力を込めた。 「……?何ですか…?」 私は、ふと顔を上げた。 「あのさ……俺の実家に行かない?」 え?柊平の実家…? それって柊平の実家に、結婚したら住まないか?ってこと…!?