「でさ……結婚もしたい…って思ってるんだけど……幸歩は…どう?仕事もあるし、まだ先にしておくか?」 私は薬指の指輪を見つめた。 卒業式の日… プロポーズしてくれた柊平の表情や声が蘇る。 あの時は…まだ心が就職のことでいっぱいで… 少し落ち着いてから…って思っていた…。 でも、社会人デビューしてもうすぐ半年…。 毎日、色んなことを覚えながら、だんだん仕事にも慣れてきて、心も…あの頃より落ち着いてきたし…… 私も……