「きっと……素敵な曲たちばかりだね…。譜面を見ると、それが伝わってくるから…。」 「ああ…。優しいメロディーばかりだったな…。そうだ、コンサートとかのCDもあるから、今度…もし良ければ…聴くか?」 「うん!聴いてみたいな…!」 私はニコッと笑いながら、柊平を見た後、立ち上がった。 ちゃんと挨拶…しなくちゃ。 柊平のお母さんが持ってきてくれた新しいお花を飾った後、線香をあげ、手を静かに合わせた。