「…電話、大丈夫?学校の先生から……だったんですよね?」 「ん?大丈夫だよ。ちょっと聞きたいことがあって電話してきただけだから。」 ニコッと笑いながら、私の頭を撫でる。 そっか……。 何事もないみたいで良かった…。 ホッと安心しながら、外に停めてある柊平の車へと乗り込んだ。 「後ろから二人を見ていると、微笑ましくていいわね〜!」 後部座席に座るお母さんは、ニコニコしながら私たちを見つめる。 柊平のお母さん…ちょっとテンションが高いような……。