「幸歩さんも紅茶で大丈夫?」 「はい…!大丈夫です。」 キッチンから柊平のお母さんが紅茶のティーポットとカップを持ってきてくれた。 「お菓子もあるから、ゆっくりくつろいでいってね。」 紅茶をカップに注ぎながら、微笑む柊平のお母さんに、私は緊張が解れずにいた。 そんな私の手の上に、そっと手を重ねてくれる柊平。 温かくて大きな手は緊張している心まで包み込んでくれる気がする…。