「こちらこそ…よろしくね。さぁ、中に入って。」 柊平のお母さんは優しく微笑んだ。 笑顔も素敵だなぁ…。 私は、柊平に手を引かれながら、中へと入った。 通されたのは広いリビング。 窓が大きくて、太陽の光をたくさん取り込んでいるためか、すごく明るい。 「こちらに、掛けて下さいね…。」 柊平のお母さんに言われて、私と柊平は大きなソファーに腰をおろした。