「顔、強張ってるぞ?」


赤信号で止まると、柊平は私の頬を指でプニッと押した。


うそっ…
バレバレ…!?


「へ…変な顔してる?」


チラッと柊平の方に視線をおくる。



「俺は、幸歩がどんな表情してたって愛しいからなぁ…。」


柊平……
私の質問の答えになってないんですけど…。