「やっ…ちょっと柊平!お…降ろして!」 「ダメ。部屋の中で降ろすから。」 ニッコリ微笑む柊平に、それ以上何を言っても、仕方ないかな〜と思った私は、そのまま大人しく抱っこされたまま部屋の中に運ばれた。 「なあ、幸歩。ベッドとソファー、降ろすのどっちがいい?」 えっ!? 選択制? 「そっ…ソファーにして下さい!」 私は迷わずソファーにした。 ベッドを選ぶと、危ない気がするんだもん…。