『幸歩、ちょっと話があるんだけど…今日、仕事が終わったら、俺の家に来てくれる?』 仕事にも、だいぶ慣れてきた6月のとある昼休み。 突然、柊平から電話が掛かってきた。 は…話って何だろう…? 会話が終わった後、私は携帯電話をじっくりと眺めて考えてしまった。 なんか…… なんか柊平…… ちょっと声の様子がおかしかったような…… 単に私の気のせいなのかな…?