「俺が素直にやめると思う?」 柊平がニヤリと笑みを浮かべながら私を見つめる瞳は、学校で見せていたものと変わってない…。 う〜 意地悪な笑顔だよ〜。 でも不思議…。 学校で見せてくれていた笑顔と変わり無いことが、嬉しいって感じるんだ……。 「……でっ……でも、ここだと人が通って行く時に車の中……見られちゃうよ…?」 「いいじゃん、見せつけてやれば…。俺、もう少し幸歩のこと堪能したいから。」 やっぱり素直にやめてはくれないよね……。