「幸歩!」 駅に着くと、車の外で待っていた柊平が手をスッと挙げて私の名前を呼んでくれた。 「しゅ……柊平、遅くなってごめんなさい…。」 息があがっている私を、柊平は直ぐに引き寄せて胸の中へと顔を埋めさせた。 こ……ここ、駅のロータリーだよ!? 夜遅くて、人もほとんどいないけど…… でも、ここで抱きしめられるのは、ちょっと恥ずかしいよ……。