「そ…それじゃあ、失礼します!」 「駅まで気を付けて行けよ。」 笑みを浮かべながら言っている宇堂さんにお辞儀をして、私は駅まで走った。 柊平、心配してるかな…? 明かりの少なくなった夜道を駅へと急ぐ。 はぁ…… それにしても、宇堂さんって、イマイチ掴めない人だなぁ…。 まだ1週間くらいしか一緒に働いていないからかもしれないけど…… 何だか今後も、よく分からないままな気がするなぁ…。