「……でも、仕事はテキパキこなすし、私にも丁寧に教えてくれたの…。」 ムッとすることもあったけど、仕事に関しては親切に優しく教えてくれたのは事実だし……。 私が話し終わった後、柊平は“そんなことがあったんだ…”と言って、胸の中に顔を埋めている私を、もっと強く抱きしめた。 「危ないな…。」 「へ?」 「その宇堂っていう男…。なんか危険な匂いがする…。」 きっ…危険な匂い!? そんな感じ…全然なかったけど…。