「遅れてすみません。迷ってしまって…。」 かっこいい!王子みたーい! と、皆が騒ぎだす。 うん。みんながそう言うのに、納得できる。 美少年で、すごくかっこいい。 「静かにしろー!みんな、今、 話してた転入生だ。」 「どうも。佐野です。」 そういって紹介された男の子、佐野君はペコッと頭を下げた。