そう思ってたときに

「気にすんな」と難波くんが言う
「難波くん、ありがとう」
「お、おう」

そう言ってやっと着いた
見てみるとあたしは1-E
難波くんに言った
「あたし1-Eだー」
「俺もー、樹理亜と一緒」
「え?なんで呼び捨て?」
「いいじゃん!!俺も優羽でいい」
「あ、え、あ、うん、わかった」

そんなやり取り
名前を呼ばれたとき
あたしはキュンとした

そう思いながらあたし達はクラスへ
上の札には1-Eって書いてある
「ここだ」と言って
部屋に入った

入った途端
あたしのとこに男の大群
優羽のとこに女の大群
ビックリした。
そんなとき優羽が…
「おい、何樹理亜に
取り付いてんだよ
お前ら全員失せろ。」
そう言った途端
みんなは逃げるように席に着いた

優羽の迫力がヤバイ
そう思っていた

そのとき担任の先生らしき人が
教室に入ってきた

「みんな席につけ
お、樹理亜じゃねーか!!」