優羽side

「意味わかんねえよ
ちょっとこい」

「うん」

俺は樹理亜を連れて
校舎裏に移動した

「どうゆうこと?
なんで愛してなんて言った?」

「ごめんなさい」

「答えになってねえ
俺の質問に答えろ」

樹理亜は泣きだした
そして答えた

「したことないっていったら
嫌われると思った
優羽に嫌われると思った
だから…
だから愛してって言った」

「じゃあなんで俺とやった?」

「優羽が好きだから
優羽にも本気で好きに
なってもらいたかった!!」

「俺はお前のこと
全て知っておきたい
お前が処女って言ったら
しなかったかもしれない
でもそれは嫌ったんじゃねえ
お前が本気で好きだから
お前を大事にしたい一心だ」

「ごめんなさい。
ありがとう。」


俺は樹理亜の涙を
制服の袖でふき抱きしめた