教室に着いてからは
やっぱり昨日と変わらない

優羽の周りには女
あたしの周りには男

でもやっぱり優羽は
「俺の女に手出してんじゃねえよ
昨日失せろって言ったろ
そんでブスも寄って来てんじゃねえ」
そう言ってまた微笑んだ

そしてすぐに
「樹理亜の元男出て来いよ」

あたしはびっくりした瞬間
「ちょっと、優羽!!」

「お前は黙ってろ」

「俺の事呼んだ?」
そう言ってクラスの入り口
つまりあたしの後ろに立っていた

「お前か?、樹理亜の元男」

「おうよ、それがどうした?」

「お前樹理亜の事裏切ったか?」

「裏切るも何も
ただ利用しただけだ」

「てめえ!!」
優羽が飛びかかる寸前
あたしは、