『これからどうするんかはわからんけど、うちからえりなにシャブを渡すのは、もう無理やわ。』
『あ、でも結局えりなの年下とかが頼んでくると思うし頼まれたら、ゆかさんしかいてないし。』
『悪いけど私からは無理やわ。J君と付き合ってるんやったらJ君も元々シャブ屋の大手の下で配達してたはずやから、J君も色々と先はある思うしな、J君の器量でシャブ屋やるならやってシャブ頼まれたら段取りして貰ってシャブ屋したらいいねん。えりなの年下の子もえりなから初め頼まれてシャブ渡してたけど、えりなの年下で、えりなの紹介やから悪い様にはしてないしな。元々えりなの年下やしシャブ屋やるなら年下の子はえりなの客やから私からは連絡来ても断るし』
『はい、でもJ君頼りないし、アイツやと引き値高いし』
『そやけど私からは無理やわ。J君と付き合ってるんやったらJ君の力で段取りして貰い。シャブ屋やるなら』
私は強い口調でえりなに淡々と話した。
半分…いや半分以上が怒りもあった。
その怒りの反面は寂しい思いがあったのです。
女同士というのは男で変わるのはわかるけど、その中にシャブが絡んでいただけに…
それから私の一番嫌いな飛び越えて人間関係の付き合いをする事。
その事を綺麗な言葉にして話す事。
自分から言えずに結局切り出すのが私から切り出して発覚してしまう事。 この全てがシャブ屋としバトンタッチし、えりなに対して発覚した事だったのです。

友達同士…年下の信頼できる女の子…

そうじゃなくなっていってたんや。

私の心の中は怒りと淋しさと複雑な思いだった。