「忘れてたの?」 『うん、完璧に』 キョトンとした顔の莉夜にそう言う。 『ま、いいや。お風呂入ってくる』 え!?いいの!?という莉夜の言葉を無視してお風呂に入る準備をする。 『覗かないでよね』 「のぞっ!?…僕そんなことしないよっ」 ジロッと目を細くして莉夜を睨むと、オロオロと頬を紅くして目を泳がせる莉夜。 『わー、信用出来ない』 「ひどいっ」 ふふっ、と悪戯っぽく笑いながら言うと、ぷくっと紅くなったまま膨れる莉夜。