*莉夜* 『…ねぇ紅。家行っていい…?』 《…あ?…あぁ、いいけど。俺今起きたから30分後に…》 『ごめん。…もう着いちゃった』 電話越しに聞こえる紅の眠そうな声に、起こしてごめん。と、心の中で謝った。 《まじか。ま…いいや。今開けるから》 『ん…ありがと』 電話を切ったあと、暫くしてガチャッと開いた扉から紅が顔を出した。 「はよ。どした?なんかあったのか?」 『いろいろと…あった』 そう小さく呟けば、「ま、入れよ」と家の中に入れてくれた。