『あ。夕食の時間だからリビング行こっか。莉夜も待ってるだろうし』

「行く!!」


部屋を出ると、後ろからちょこちょこ付いてくる星夜君。


「兄ちゃんっ」

「星夜!!…え、え?美玲ちゃんと仲良くなったの!?」

「なった!!お姉ちゃんは好き♪」


リビングに入った瞬間飛び付く星夜君に、目をぱちくりと瞬きする莉夜。


「良かったなぁ星夜ー!!兄ちゃん嬉しいっ!!」


少し涙目の顔で頭を撫でる莉夜に「うん!!」と微笑む星夜君。


………。


『…うん。兄弟愛は分かったから夕食食べようか』