「ね、このマフラー美玲ちゃんの匂いする。甘い匂い♪」 「んー」と顔をマフラーに埋める仕草をして、可愛く微笑む莉夜。 『香水じゃない?ほら、いっつも付けてるあれ』 「あー、あれかぁ。僕この匂い好き」 「なんか落ち着くんだよね」とマフラーに視線をやり、優しく呟く莉夜。 『あ、着いたよ莉夜。ここでしょ?』 「え?…ほんとだ!!ここ、ここ!!」 目の前にあるおっきなお店を指さすと、目を輝かせた莉夜が嬉しそうにあたしの手を引っ張ってお店の中に入って行く。