『ちょっと、かして』
「……へ?」
莉夜の手からタオルを奪ってソファーに座る。
その行動を赤くなった目のまま不思議そうに見上げてくる莉夜。
『…明日起きて目腫れてたら気持ち悪いし、愛達に騒がれるのも嫌だし…』
「…やってくれるの?」
『まぁ、しょうがなくねっ…』
そう言いながらタオルを目にあてると莉夜は、ソファーの背もたれに頭をつけて「ありがと」と嬉しそうに笑った。
「眠くなってきたかも…」
『は?まじ無理』
「美玲ちゃん、優しいね」
『……っ、』
目はタオルで隠れて見えないけど、口はにこっと笑っている。
優しくなんかない…。
それでも…自然と顔に熱が集まる。
…よかった、莉夜に見られなくて。

