『…はい、濡れたタオル。顔ぐちゃぐちゃだし』 「ありがと。…久しぶりに泣いたかも」 『そりゃあね、高校生にもなって泣く人いないから。それも男が』 「……うぅ、」 今更恥ずかしくなったのか、ソファーの上に体育座りしながら、真っ赤な顔をタオルで隠した。 「タオル、冷たい…」 タオルを離して、ふにゃっと笑っている莉夜の顔を見ると、目のまわりが赤くなっていた。 『目のまわり赤いよ?』 「うっそ、ヤダなー…」 あたしがそう言うと、タオルで目をゴシゴシ拭き始めた。 あの、それ逆効果なんですけど。