『ちょっと莉夜。来て』 「なにー?」 その日の夜。やっぱりおかしいと思ったあたしは、直接莉夜に聞こうとリビングに呼んだ。 「どうしたの?」 何事かと、首を傾げながら歩いてきて、ソファーに座ってるあたしの横にぽふっと座った。 『あのさー、莉夜あたしに何か隠してない?』 「……っ」 あたしはココアを飲みながら、目線をテレビに向けて言った。 でも、莉夜の肩が揺れて、明らかに動揺したのは見なくても分かる。 何を隠してるのか分からない。 でも絶対に何か隠してる。