料理作ってる時も榊原和也の事ばかり…。



「奏美は知らず知らずのうちに好きになったんじゃない?」

「…………」



言い返せない。



思い当たる縁はある。



知らぬ間に抱かれたのに結婚申し込んだし、



花嫁修行だってしてるし…。



あたしがアイツの事好き…。



でも出会ってまだすぐだし…。



わかんない…。



でも考えれば考える程、アイツが出て来る…。



「ハナちゃん…どうしよ…。」

「大切なのは奏美の気持ちだよ?」



男は遊び。



今までそうだったあたしは…。