栄太郎の言う通り決断しなければならない。
だが私には答えを出せずにいた。

栄太郎を選べば、母を亡くしたばかりの英生をまた傷つける事になるだろう。

英生を選べば嫉妬にかられた栄太郎が、英生を殺しかねない。

これはきっと神様が与えた罰。

私はこの罰を受け入れなければならない。


神様がこの命を奪ったとしても私は素直に受け入れる覚悟をしていた。