『お父ちゃん!誰か死んでる!』

子供の叫び声で目が覚めた

『お父ちゃん、生き返った!』

私は自分の事を言ってるんだと分かると思わず吹き出してしまった。声を出して笑うなんて何年ぶりだろう?

『栄太郎、どうした?』

子供の父親だろう、慌てた様子で走って来た
『あっ、どうも…生きてらして良かった』

私はまたその言葉に大笑いしてしまった。

ザーッと波まで笑っているようにとても爽やかで、気持ちのいい朝だった。