阿部 定

1905年5月28日
東京都神田区(現在の千代田区)に生まれる。
芸者・娼婦をしながら各地を転々とし事件の発端となる料亭で仲居をしていた。

店主である石井吉蔵と道ならぬ恋に溺れ夜な夜な一目を忍び会っていた。

定は交わるごとに吉に噛みついたり軽く首を絞めたりと変わった性癖の持ち主だった。

数を重ねるごとにどんどん過剰になることは自分でも分かっていた。