暫く遊んでいると、少年も疲れてきました。











休もうよ







そうだね。











少年は、近くの石に座りました。


そして、辺りを見回します。








・・・あれ?






一面真っ白な中から、飛び出る茶色いものを見つけました。










ねぇ、うさぎさん、いぬさん。






なーに?








あれなぁに?へんなのあるよ。












ねこだよ


ねこねこ。











うさぎさんといぬさんは、歌うように言うと、その茶色い何かに近づきました。












おいで


おいでよ










少年もその声に誘われて、近づきました。