クシャミをした
私に そっと
マフラーを貸してくれたキミ


首に巻くと甘い
キミがいつも使う
フレグランスの香り


二人並んで歩く
通学路
ハラハラ舞い降りる雪を
見上げたキミの横顔に


想うヒトは私じゃなく
彼女のことだって知ってて
目を逸らす


言わないキミは
優しいの?
それとも ただの
弱虫ですか?